みんなのQ&A
これまでに寄せられた質問と回答。
制作のヒントがここにあります。
毎回、何か設定をやり直さないといけないのでしょうか? Cubaseのどの画面をチェックすればいいのか教えてほしいです。
それと、MIDIキーボードとサイレントグランドピアノも状況に合わせて差し替えたいと思っているのですが、こちらも同じように気をつけた方がいいのでしょうか? 間違った抜き差しで機材を壊してしまわないか不安なので、安全な繋ぎかえのやり方が知りたいです。
率直に言うと、原因はCubaseを起動したまま機材を抜き差ししていることです。Cubaseは起動した瞬間にどの機器から音を出すか決めるので、抜き差しはCubaseを終了してから行うのが安全です。
オーディオインターフェースを替えたあとは、Cubase起動後に「スタジオ → スタジオ設定 → VSTオーディオシステム」でASIOドライバーをUR22CかApolloに合わせます。続いて「スタジオ → オーディオコネクション」の出力タブで、「未接続」ではなく使いたい機器のステレオアウトを選び直してください。
MIDIキーボードやサイレントグランドピアノは鍵盤の情報だけを送る機材なので、Macにつなげば自動認識されます。Cubaseを閉じてから抜き差しすることと、トラックのMIDI入力を「すべてのMIDI入力」にしておくこと、この2つを意識してもらえれば十分です。またお気軽にご質問ください。
https://www.youtube.com/watch?v=t1cC3pdFODA&list=RDt1cC3pdFODA&start_radio=1
まず頭に浮かんだのは、GM7とBm7の中で「2度のぶつかり」をどこに置くかが雰囲気づくりの軸になるという点かなと思います。6thや9th(長6度や長9度の音)を足すと不安定さが生まれやすく、イントロ特有の“揺れた空気”を作りやすい感じがあります。とくに9thはルートのすぐ上の音程なので、和音の中で自然に緊張が生まれます。
具体的には、GM7にA(9th)やE(6th)を重ねてA–B–Dのように2度を含む形にすると雰囲気が出ます。Bm7はA/Bとして扱うと構成音を省いた曖昧な響きになり、B7sus4にも寄る独特の色が作りやすいと思います。右手もA–C#–EやC#–D–Aのように2度を含む配置が合いやすいです。
左手でG→Bと進めながら右手の形を組み合わせるだけでも十分近づきます。ペダルは軽めに使うと濁りすぎず馴染みます。またお気軽にご質問ください。
率直に言うと、J-Popのオケ用途ならテイラー系が扱いやすいかなと思います。中低域が暴れにくくて、明るさが出やすいので、ミックスで埋もれにくい気がします。
特に250〜400Hzあたりがモコモコしにくいので、ピアノやストリングスと重ねても収まりやすいと思います。逆に弾き語り寄りの太さを求めるなら、マーチンとか別の選択肢も広がると思います。
ギブソン系は実機の魅力が強い反面、音源だと印象が変わることがあるのが難しいところです。まずはテイラー系を軸に、各社ギター音源のデモ曲を聴いてみると好みのものが見つかるかなと思いました。
またお気軽にご質問ください。
【気になったポイント】明るい・爽やか、ストリングス、4つ打ち、キラキラ系
【疑問】こちらの曲のストリングスはどの音源が一番近そうでしょうか?
手元にはspitfireのchamber stringsがあるのですが、それをそのまま使うと少し遠いような気がするので、こういう立ち上がりが速くてくっきりしたストリングスの音を出す音作りのコツや、オススメの音源などあれば教えてください。
SpitfireのChamber Stringsなら、まずは「Legato Fast」を試すのが良いかなと思います。おそらく一番アタックが速いパッチで、以前著名な作家さんが「立ち上がりが早い」と言われていたレビューも、このプリセットのことを指している可能性があります。
また、お試しいただいてなかったら...なのですが、マイクポジションはCloseのみで使うと音が近くなるのでおすすめです。
一方で、私はどちらかというとLASS派です。Chamber Stringsが好きな方からすると、少し演奏が荒く感じるかもしれませんが、アタック感で悩むことはかなり減る印象です。話題だからとChamber StringsやTokyo Scoring Stringsも買いましたが、結局いつもLASSに戻ってしまいます。
手前味噌で恐縮ですが、私が編曲を担当した水樹奈々さんの「ALONE ARROWS」 https://open.spotify.com/intl-ja/track/2l2pslr1kYM0lS5dkHRNk8?si=7afaaee7ffb24457 のようなアグレッシブなストリングスは、LASSだから成せた部分が大きいと思っています。LASSはレガートを入れる/入れないで、ボウイング(弓の動き)の表情やアタック感をコントロールしやすいので、リリースから時間が経っていても「思ったように鳴らせる音源」として今も使い続けています。
ご参考になれば幸いです。
まず押さえたいのは、位相は波のタイミング差です。左右や重ねた音のズレで、同じ帯域が打ち消し合うことがあります。
その結果、広がりが不自然になったり、急にこもったり、逆に薄く感じたりします。モノ(左右を1つにまとめた音)にした時に痩せるのも典型です。
ただ正直、DTMでは極端な加工やマルチマイク録音でなければ、音楽的に深刻になりにくいと思います。作編曲の視点だと、耳で違和感が出た時だけ確認で十分な気がします。なので初心者の方には、積極的に推しにくいトピックでもあります。
レコーディングエンジニアを目指す方でない前提なら、マルチマイク録音では位相反転が起きることがある、とだけ知っていれば良いと思います。
またお気軽にご質問ください。
コードの連結が、異様に不自然に感じたり、メロディも同様です。
また、逆も然りで、不自然な連結や、メロディが、自然に聞こえたりなど、錯覚のような現象が起きて、混乱してしまいます。
何か対策はありますか。
少し整理して考えると、ずっと同じ素材を聴き続けて、耳と判断が疲れている状態かなと思います。錯覚というより「聴き慣れ」の副作用に近い気がします。
まずは10〜20分、意図的に離れるのが試しやすいと思います。散歩や飲み物でも良いですし、私は行き詰まると意味もなく風呂に入ると突破口が見えることがあります。時間が許せば一晩寝るのも効きます。
戻ったら、小音量で一度だけ通して聴いて、気になる小節をメモしてタスクリスト化して潰していく。正直キリがないのが音楽制作ですけど、これで混乱が収まりやすいと思います。
またお気軽にご質問ください。
D7とF#dim7、それぞれ使えるスケールが違うんですか?
率直に言うと、D7とF♯dim7を別々のスケールで考える必要はなく、1つにまとめる形が扱いやすいと思います。F♯dim7はD7の♭9を含む代理和音として働くため、流れを分けないほうが自然に聞こえる気がします。
実践ではDオルタードスケール(CメロディックマイナーをDから読む形)が取り入れやすく、♭9や♯9、♭13も無理なく使えます。落ち着いた雰囲気を狙うならDハーモニックマイナーP5ビロウも合うと思います。どちらも2つの和音にそのまま当てはめられるので安心です。
またお気軽にご質問ください。
C、Am、といったキーでできるだけ黒鍵を使わず白鍵で曲を作り後で移調するのはありでしょうか?
その進め方でも大丈夫だと思います。白鍵中心で作って、あとで移調するやり方は実際にあります。
音大時代の同級生も、出会った頃はいつもKey:Cで作っていました。その後もプロとして活動していて、やり方自体は問題ないと思いますね。
なお、音感には固定ド(ド=Cで感じる)と移動ド(ド=主音で感じる)の違いがあります。移動ド寄りの方は、C基準で入力してからトランスポーズ(移調)で動かす方が作りやすいことが多い気がします。
ただ、C/Amはギターやベース、男女ボーカルに合わないこともあります。なので、移調後はメロディーの最高音と最低音、ベースの低さを確認すると収まりやすいと思います。
またお気軽にご質問ください。
一番可能性が高いのは、ステレオトラックにギターを録ってしまい、片側にしか音が入っていない状態です。ギターは本来モノラルなので、入力設定によってはLだけに録音されることがあります。
この場合、パンをLに振ると鳴りますが、Rに振るとL成分が消えるため無音になります。右へ移動したのではなく、最初から右側に音が入っていないという感じです。
まずは該当トラックの波形をご確認ください。ステレオ波形が上下2段で、片側だけ波形があれば当たりです。対処はモノ化(左右をまとめる変換)か、モノトラックでの録り直しが試しやすいと思います。
またお気軽にご質問ください。
ある程度勉強し、導出の過程、理屈などがわかってきましたが、
①コードトーンの半音上はアヴォイドで、それ以外はテンションとして使用可能。
②モーダルインターチェンジなどの、借用元となるスケール。
が、わかっていれば、いらないのではと思いました。
もし、作曲上必要なのであれば、スケール練習を繰り返し、定着させる必要があるのでしょうか。
率直に言うと、コードスケール理論は「このコードの上で使える音の候補を、早く決めるための理論」と捉えるのが近いと思います。コードトーンとテンションの整理ができているなら、作曲では必須とまでは言いにくいです。
正直なところ、巷のポップスを作る範囲なら、転調の方向を追えるだけでも成立しやすいと思います。むしろ混乱しやすい理論なので、積極的に推したい内容ではない、という感じがあります。
練習も「スケール暗記」より、今どのキーに寄っているかをコードワークから掴む方が先に来るかもしれません。そこでメジャースケールと、マイナースケール3種を選べるようにして、必要な場面だけテンションを足すと広がりやすいと思います。アドリブや濃い借用を狙う時に、コードスケールが助けになることがあります。
またお気軽にご質問ください。
ドラムをひとつのグループにまとめて軽くコンプレッサーをかけると、各パーツの動きがそろい、全体にまとまりが出ます。
Cubaseでは Vintage Comp がおすすめで、Input10時・Output2時を目安にし、Inputでゲインリダクションを反応させます。Ratioは2:1、Attack5ms、ReleaseはAuto。ゲインリダクションは−3dB前後にすると自然です。
これだけでドラム全体が太く整理され、後のミックスが進めやすくなります。
アニソンでよく出てくるおすすめのコードってありますか?
アニソンでも使われるイメージがあり、少し派手になったり不思議な雰囲気が出るコードとして知られているのが、ブラックアダーコードです。曲の終わりやキメで「えっ?」と思わせる強い違和感とインパクトを出せる特殊な響きです。
実践では「ベース音+その全音上のオーギュメント(三和音の5度を半音上げたコード)」と覚えるのが分かりやすいです。例えばベースがCなら、右手にDaug(レ・ファ♯・ラ♯)を重ねて Daug/C とします。
全音音階的な浮遊感と濁った緊張が同時に生まれるのが特徴で、曲をわざと不安定に終わらせたい場面や、ブレイクの一撃として使うと効果的です。まずは好きなキーで鳴らして、この独特の響きを試してみてください。
・outputっていかがですか?(バンドル検討してます)
・クワイア音源でオススメありますか
率直に言うと、劇伴BGMを作りたい方には Output Bundle がとても相性の良い選択かなと思います。独特の音色が多く、1つ鳴らすだけで場面の空気が変わりやすいので、素材としての力が強い気がします。Output の音源は雰囲気づくりに特化していて、曲に唯一の質感を足したいときに向いていると思います。
クワイア音源なら HOLLYWOOD CHOIRS が最初の1本として扱いやすく、基本的な厚みづくりには十分です。方向性は変わりますが、RHODOPE 2 – ETHNIC BULGARIAN CHOIR も壮大さを出しやすい気がします。
またお気軽にご質問ください。
まず頭に浮かんだのは、シューゲイザー風を作るときはギターの質感を先に決めてしまうと流れがつかみやすいという点かなと思います。リバーブ(残響)やディレイ(やまびこ効果)をしっかりかけた広がりのあるギターを土台にして、ボーカルやドラムは少し乾いた方向に寄せると濁りにくく、全体がまとまりやすい感じがあります。
キー選びも大事で、GやDのように開放弦がきれいに鳴るキーは雰囲気を作りやすいです。ダイアトニックコード(キーの中だけで作るコード)中心で進めると軽やかさが出て、sus2やsus4の響きもよく合うと思います。
組み立てるときは一度Cメジャーで形を作り、GやDへ移調するとギターの鳴りが自然に活きてきます。短いループで距離感を調整しながら進めると掴みやすいと思います。またお気軽にご質問ください。
率直に言うと、書き出しが小さくなる場合は「マスター段で音量を上げきれていない」ことがほとんどです。Cubaseでは、Stereo Outにマキシマイザーを挿して、マスターフェーダーを0dBにそろえるだけで大きく改善されます。
具体的には、ミックスコンソールでStereo Outを開き、インサートにマキシマイザーを追加します。Output Ceilingは配信用なら-1.0dB、CDやライブ音源寄りなら-0.2〜-0.3dBあたりが扱いやすいです。
そのうえでスレッショルドを少しずつ下げ、メーターが0dB手前まで来る位置を探すと、歪ませずにしっかり音量を確保できます。
個々のトラックを上げるより、出口でまとめて調整したほうが管理も簡単で安定しやすいので、一度この方法を試してみてください。
またお気軽にご質問ください。いつでもお待ちしております。
パッと思いついたのは、ドミナント7thをⅣ/Ⅴに置き換えるだけで響きが一気に柔らかくなるという点かなと思います。 ドミナント7thにはトライトーン(不協和を感じる音程)が含まれるので、Ⅳ/Ⅴへ変えるだけで緊張が抜けて、おしゃれな流れに寄りやすい感じがあります。Key:CならG7をF/Gにするだけでも印象はかなり変わります。
具体的には、F/Gを置くときは音域の整理が効果的です。右手はA2、C3、F3のようにG2〜G3付近へまとめると濁りが出にくく、左手はG1を置くと土台が安定します。終止感を弱めたい場面やバラードの柔らかい進行にも向いていると思います。
まずはG7をF/Gへ差し替えて響きの変化を試してみてください。またお気軽にご質問ください。
まず頭に浮かんだのは、メロディー作りは「理論」と「感覚」を同時に少しずつ育てると進みやすいという点かなと思います。片方だけに寄ると詰まりやすいので、行き来しながら試すのが負担が少ないです。
理論で進める場合は、まずコードトーン(和音の中心になる音)を軸にすると外しにくくなります。テンションやアボイドなどもありますが、最初は「安全に置ける音」を覚えるだけで十分です。
感覚で進める場合は、いきなり鼻歌より、短い仮歌詞を作って口ずさむ形が扱いやすい気がします。もし歌うことに抵抗がなければ、好きな曲を幅広く歌えるようにしておくと、自然にメロディーの引き出しが増えていきます。
理論と感覚の両面が時間とともに混ざり、自分らしいフレーズが出やすくなるので、焦らず少しずつ積み重ねてみてください。
またお気軽にご質問ください。