みんなのQ&A
これまでに寄せられた質問と回答。
制作のヒントがここにあります。
30年以上古いようなのはなんとなくわかるのですが、2018年と2026年でどのように古いのか、よくわからないです。
しかしながらYouTubeなどで楽曲添削企画を眺めてると「音が古い」というアドバイスをよく見かけます。
例えば楽器構成がフォーリズムの曲は未だにリリースされ続けてますが、例えば2010年、2018年、2026年でそれぞれ年代感を支配する要素がどこかに存在するのでしょうか?
30年以上前のようにテクノロジーが根本から異なる時代なら明確ですが、2010年以降の楽曲を「音が古い」と評するのは、かなり主観的な意見だと私は考えています。2010年頃には制作環境のデジタル化が完成されており、技術的な制約による音質の差はほとんどなくなっているからです。
フォーリズムのような伝統的な編成では、DAWの進化も成熟期に入っています。そのため「新しいか古いか」という主観的な尺度で評価するよりも、音作りのスキル不足へのアドバイスの方が、本来は建設的かもしれません。
ただしクラブミュージックの世界では、音色そのものがジャンルの象徴になるため、3年も経てばトレンドが移り変わります。またJ-POPでも、配信リリースの普及により2010年代とはマスタリングの基準が変化し、より耳馴染みの良い質感へ移行している側面はあります。
リバイバル文化が定着した今、特定の年代感を否定的に捉える必要はありません。「音が古い」という指摘は少し前時代的な感覚に基づいていることも多いので、ご自身の違和感は大切にされて良いはずです。
またお気軽にご質問ください。
なおジャンルはロックやシンセポップです。
ライブでの弾き語りを前提にするなら、私はギターの方が習得しやすく実用的だと考えています。特にストローク主体であれば、基本的なコードを覚えるだけでロックやシンセポップの雰囲気を十分に作れます。
個人的な経験として、キーボードは機材の問題が大きいです。ライブ会場の鍵盤は弾き慣れていないことも多く、自分の機材を持ち込む場合も運搬の手間が発生します。一方でギターは常に自分の楽器を使えるため、環境の差による影響を受けにくいです。
もちろん音楽的にはどちらでも対応可能ですが、機動力やライブでの安定性を考えると、まずはギターから始める方が現実的かなと思います。特に弾き語り中心で活動する場合は、その利点を強く感じることが多いです。
またお気軽にご質問ください。
プロっぽさは「聴かせどころがはっきりしているか」で決まることが多いです。フレーズで聴かせるのか、音色なのか、展開なのか、ミックスなのか。私は仕上げの段階で「何を聴かせたい曲か?」を毎回確認しています。
俯瞰するコツは、制作環境以外で聴くことだと思います。散歩しながら、車の中で、スマホのスピーカーで。意外と「主役が弱い」「盛り上がりが来ない」が見えてきます。
歌モノならボーカルの存在感、ダンス寄りならキックとベースの押し出しを重点的にチェックすると良いかもしれません。
またお気軽にご質問ください。
初心者の方なら、まずは「似せられる=上達」と捉える方が健全です。似せる練習で、音選びや展開の引き出しが増えます。そこから複数曲たまってくると、自分なりの解釈が混ざってきて、結果的にオリジナリティになっていくことが多いです。
中上級者の方なら、参考曲の「元ネタ」を想像できると良いでしょう。新曲は過去曲へのリスペクトで出来ています。1曲の裏にある音楽まで辿れるほど、似過ぎにくくなります。日々様々な音楽を聴く中で、気付きを得ようと心がけると良いと思います。
またお気軽にご質問ください。
もしくは、何か専門的な練習をした方が良いでしょうか?
私は「ディグリーで聞こえる」感覚は作れると思います。耳コピを続けるだけでも育ちますが、効率を上げるなら「自分で音を出す」練習を混ぜるのが近道です。聴くだけより身に付く感覚が得られやすいです。
個人的におすすめは、ギター等で毎回きちんとチューニングすることです。合っている/ズレているの違いが分かり始めると、相対音感の土台ができてくるでしょう。
あとは音程を歌って確認するのも良いかもしれません。短2度と長2度、完全4度と増4度などを「声で再現」できると、ディグリー感が強くなります。ゲーム感覚で音感を鍛えるというコンセプトで作られた無料アプリもOKです。
またお気軽にご相談ください。
さすがに効率が良くないと思い、楽器から逃げてましたが、今年は鍵盤入力で一曲作り上げようと思っています。
そこで、何かコツだったり、ここから始めた方が良いなど、アドバイスはありますでしょうか。
キーCだけならダイアトニックコードの展開系まで辛うじて抑えられるぐらいで、バッキングはできません。
実際、DTM向けのキーボードレッスンではビートルズの簡単な弾き語り譜面を使い、C・F・G・Amの4つを譜面通り鍵盤で押さえるところから始めることが多いです。このⅠ度・Ⅳ度・Ⅴ度・Ⅵ度の和音とそれぞれの転回形だけで、最低限の作曲は可能です。
そこから先の複雑なコードやバッキングは、打ち込みと理論で賄う作戦が良いかなと個人的に思っています。
ただ、キーボードの完全な独学は運指や構え方が自己流になり、時間がただ溶けていきやすいと思います。個人的には、最初の3ヶ月だけでもお近くのピアノ教室などで基本フォームを誰かに見てもらい、その後に自分で広げていく流れが効率的かなと思います。
またお気軽にご質問ください。
私は音色とフレーズを分けて聴くことが多いです。特にドラムとベースのパターンはジャンルのリズム感を決めるので、ここを掴むと元ネタの方向性が見えやすくなります。四つ打ちならダンス系、跳ねるベースならファンク寄り、という具合です。
コード楽器や上モノはアレンジの個性が強く出ます。Aメロはロックっぽいけど、サビはハウス寄り、間奏はクラシック風、というカオスさはJ-Popでよく起きます。私はセクションごとに役割を切り分けて考えることが多いです。
もう一歩踏み込むなら、ある曲を起点に影響元を辿る聴き方が役に立ちます。月並みな表現ですが、今も昔も「良い音楽をたくさん聴くと良い」と言われます。
これをもう少し噛み砕くと、今の音楽は過去のリスペクトでできているので、流行曲から一世代前、そのまた前へと遡ると、ジャンルの輪郭が自然と掴めてくると思います。そんなことに「本気のシンセ講座」は向き合ってみた講座ですので、宣伝で恐縮ですがシンセにご興味があればぜひ。
またお気軽にご質問ください。
ボカロPとしてどのくらいの制作ペースや戦略を立てれば、現実的にその目標へ近づけるでしょうか?
まず頭に浮かんだのは、無理のない範囲で少しずつ制作ペースを広げていく形が続けやすいという点かなと思います。
最初は3か月に1曲を目安に公開までの流れに慣れて、余裕が出てきたら2か月に1曲へ進めると積み上げやすい気がします。流行の音作りを軽く取り入れつつ、得意分野の少し外側に触れると作風にも広がりが出ると思います。
継続と微調整が副収益へ向かう道のりを支えてくれると思いますので、またお気軽にご質問ください。
コードの連結が、異様に不自然に感じたり、メロディも同様です。
また、逆も然りで、不自然な連結や、メロディが、自然に聞こえたりなど、錯覚のような現象が起きて、混乱してしまいます。
何か対策はありますか。
少し整理して考えると、ずっと同じ素材を聴き続けて、耳と判断が疲れている状態かなと思います。錯覚というより「聴き慣れ」の副作用に近い気がします。
まずは10〜20分、意図的に離れるのが試しやすいと思います。散歩や飲み物でも良いですし、私は行き詰まると意味もなく風呂に入ると突破口が見えることがあります。時間が許せば一晩寝るのも効きます。
戻ったら、小音量で一度だけ通して聴いて、気になる小節をメモしてタスクリスト化して潰していく。正直キリがないのが音楽制作ですけど、これで混乱が収まりやすいと思います。
またお気軽にご質問ください。